らんざんは古(いにしえ)より多くの貴人・都人が訪れた嵐山の風光明媚な立地にある落ち着いた佇まいのお宿です。

らんざん日記

2006年10月 3日

中秋の名月のお供に・・・

来る10月6日は中秋の名月です。
時間を忘れてお月見を楽しむ、忙しい現代においてそれは非常に贅沢
なことであるかもしれません。そこで今回は、お月見に欠かせないススキ
についてあれこれと調べてみました。

061006a.jpg

ススキの名の由来は、「すくすく育つ木」→「スクキ」が転じて「ススキ」に
なったという説があります。
漢名は「芒」で、日本では「薄」の字を用い、どちらもススキと読みますが、
漢字本来の意味からすると「芒」が正しく、「薄」には「くさむら」の意味は
あっても、ススキの意味はないそうです。
万葉集の秋の七草に詠われている「尾花」はススキの別名で、穂の姿が
動物の尻尾に似ているからです。
また、「乱れ草」「敷波草」「袖振草」といった異名もあります。秋風になび
く様子からの命名でしょう。

投稿者: 副支配人 深谷 浩

« 展望台から・・・ | らんざん日記トップへ | 観月の夕べ »

ページの先頭へ